2016年

3月

17日

ヘディングアップとヘディングダウン

前回はタッキングとジャイビングと言うデッドゾーン(セーリングできない風位)とデッドラン(完全なランニング状態の風位)を超えて反対舷に風を受けるセーリングをお話ししました。

 

今回はフリーのセーリングで風上に向けて進路を変えたり【ヘディングアップ(Heading up)】、風下に向けて進路を変える【ヘディングダウン(Heading down)】お話をしましょう。

 ヘディングアップ(Heading up

 ヘディングアップはフリーのセーリング状態から風上に向けて進路を変えることで、「上(のぼ)る、ラフさせる(Luffing)」と言い習わしている。

   スキッパーは風上方向の目標を決めて、「ラフ用意」の声を掛け、メインシートを手に取る。

   同時にクルーは風下側のジブシートをクリートから解き、シートを手に持つ。

   スキッパーは「ラフ」の声を掛け、ティラーを少し引き、バウが回り始めたらメインシートを引き込む。(ティラーを持っていない方の手でメインシートを手繰り寄せ、ティラーを持った手に渡す。手繰って、渡す・・・・・の繰り返しになる)

   同時にクルーもジブシートを引き込む。

   スキッパーはラフ後の目標を見失わずバウが回り過ぎないように注意して、ティラーを戻す。

 

 ヘディングダウン(Heading down

 ヘディングダウンは風下に向けて進路を変えることで、「落とす、ベアーさせる(Bear away)」と言い習わしている。

   スキッパーは風下方向の目標を決めて、「ベアー用意」の声を掛け、メインシートを手に取る。

   同時にクルーは風下側のジブシートをクリートから解き、シートを手に持つ。

   スキッパーは「ベアー」の声を掛け、ティラーを少し押し、バウが回り始めたらメインシートを緩める。

   同時にクルーもジブシートを緩める。

 

   スキッパーはベアー後の目標を見失わずバウが回り過ぎないように注意して、ティラーを戻す。

 ヘディングアップとヘディングダウンのセーリングを下図に示します。

(本図は「THE BASIC OF YACHTING 舵社発行」より転載)

〔ラフィングとベアリング〕
〔ラフィングとベアリング〕
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