2012年

11月

30日

晩秋の室津漁港クルージング(1)

  晩秋の室津漁港クルージング(1)

 

  〈いきなりエンジンストップ!〉

 11月16日(金)、天気は晴れ時々曇り、風は弱風、気温は10℃前後、私たちは朝7時少し前に西宮ボートパークを出港した。

 出港して5分も経たない内に、いきなりエンジンストップ。

 「おいおいまたもかよ!」「港の近くで良かった!」「何回もスターターロープを引くと、点火プラグが(オイルで)被ると厄介だから、しばらく様子を見よう!」同乗の服部さんとの会話である。

 あてもなく漂う、わがAeolus艇に、「今回のクルージングを諦めなければならないか」との思いが脳裏をかすめる中、ふと船外機を見るとガソリンホースのプラグが船外機から外れているではないか。「ホースが外れているや!」私は叫んだ。

 ガソリンホースを船外機にセットし、スターターロープを引くとエンジンは再び動き始めた。どうやら私がカッチというまでガソリンホースのプラグを十分に差し込んでいなかったため、同ホースがはずみで抜けたようである。

 エンジントラブルで10分程度ロスした私たちは、再び気を取り直して室津を目指した。

 湾岸線の白いアーチの西宮浜大橋を越え、西宮・今津港の入り口である白灯台を抜けた当たりで、わが艇はメインセールをアップした。もちろん今回も機帆走を前提としたクルージングである。セールは北西の弱風をアビームに受け、わが艇はスピードを増して行った。

 

 六甲アイランド沖のごみの埋立地の南東角を8:00頃通過し、わが艇は西に変進、北西の風を受けクローズホールドで神戸スカイブリッジを8:30頃通過した。

 

【左舷後方に飛鳥Ⅱが出現!】
【左舷後方に飛鳥Ⅱが出現!】

  〈豪華客船「飛鳥Ⅱ」に遭遇〉

 明石海峡は5:47から西向きに潮流が変わっており、9:14が最強の7.4ノットの潮流となるので、これからその潮流に乗ってわが艇も速度を増して行くであろう。

 神戸スカイブリッジを通過して、わが艇は変進し明石海峡大橋の淡路島側の岩屋辺りを目標にする。

 しばらく行くと左舷後方1km辺りに巨大な軍艦のような船が現れた。どうやら神戸港に向かっているようである。そういえば、今日「客船飛鳥Ⅱ」の見学会が神戸港であるとTVが報じていたのを思い出した。とにかく10階建て位のビルを乗せたようなデッカイ船である。

 (後日調べてみると「飛鳥Ⅱ」は郵船グループ所有の総トン数5万トン・全長240m・全幅30m・定員800名・竣工1990年6月・三菱重工長崎造船所建造の日本一の豪華客船とのことである)

 

 前回の木場クルージングの際は、明石海峡近辺には午前中釣りの漁船やプレジャーボートを多数見かけたが、今回はほとんど見られなく底引き網漁船が数隻操業していただけでした。

 わが艇は上げ潮に乗って、予定より50分も早く9:40頃、明石海峡大橋を通過した。

 

 

【豪華客船「飛鳥Ⅱ」 wikipediaより】
【豪華客船「飛鳥Ⅱ」 wikipediaより】

 〈再びエンジンストップ!〉

 明石海峡の航路は、右側通行で常時、海上保安庁の巡視船が監視しており、わが艇は今回家島諸島の東側近辺から室津を目指すため、出来るだけ明石海峡の中央寄りで航行した。

 明石海峡大橋から10海里位西に行った辺りで再びエンジンストップ、「今度はなんや!」わが艇は急に速度を落として、セールのみの航行状態となった。エンジントラブルも2回目となると少し余裕が出て来るようである。

 すぐ近くに底引き網漁船が操業しているので、進行方向を服部さんに説明して、ヘルムスマンを交代、私は原因調査に当たった。

 燃料ホースを船外機の接続コネクターから燃料タンクの方へ辿っていくと、燃料タンク室のハッチ〈通常この上に座ってヘルムスマン(操舵手)はラダーを操作している〉が燃料ホースを押しつぶしているのを発見した。先ほどの燃料タンクへの燃料補充の際、ハッチを閉めた時ホースが所定の位置でなくハッチに挟まれた状態で、ヘルムスマンがその上に座ったためその重みでホースが潰れ燃料が行かなくなったと思われる。燃料ホースを所定の位置にセットし直し、ゴム製の燃料ポンプが硬くなるまでガソリンを船外機に送り込み、スターターロープを引くとエンジンが始動した。

 

 〈室津漁港は何処?〉

 わが艇は家島諸島東端の男鹿島(東面が土砂の採取で禿げている)の北東に太島と鞍掛島の小島があり、その間を13:00頃通過して変進し、室津港を目指した。

 初めての室津漁港は岬(藻振鼻)で隠れた奥まったところにあり、播磨灘からの荒波や暴風から完全に遮断された昔からの良漁港で、海上からは全く窺いしれず、漁船が岬(藻振鼻)の奥に消えたり、GPSが室津漁港を真北に示しているのに、そこを西に通り過ぎ金ヶ埼の辺りまで行ってまた引き返す始末で、君島近辺で魚釣りをしていたプレジャーボートに聞いて初めて室津漁港を確認した次第です。

 室津漁港着岸は15:00少し前に成っていました。

 

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