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ヨットに興味のある方は一度Aeolusに乗ってみませんか!

    【室津漁港の夕日(2012/11/16 Aeolusより撮影)】
    【室津漁港の夕日(2012/11/16 Aeolusより撮影)】

 ヨットに興味のある方は一度Aeolusに乗ってみませんか!

 私たちはヨットに乗るのが初めての方や、少し経験のある方などの

参加を歓迎します。

 そこで、少し私たちのAeolus(イオルス)について、紹介させて頂きます。

 

  【Aeolusキャビン内】
  【Aeolusキャビン内】

 自然のみの力で進むヨット

 Aeolus(イオルス)はギリシャ神話の「風の神」の名前です。ヨットにとって風が吹きすぎても困るし、全然吹かないのが一番困ります。適度に風は吹いてほしいものです。

 Aeolusは全長7m(24ft)のセーリングボートです。最大乗船人員は8名ですが、実際は4~5名位が適当です。

 キャビン内は写真のように、天井高が160cm位で左右がベンチになっていて、日中は食事やミーティングを、夜間は簡易ベットとなります。カーテンの奥は船首に向かって三角状の一段上がったスペースで、二人位がゆったり眠れる広さがあり、その床下に手動水洗式の便器とセールなどの収納とバッテリーが格納されています。

 また、船尾のコックピットには最後尾に上げ下げ可能な8馬力のエンジンの船外機と舵(ラダー)を搭載し、これらを操舵手(ヘルムスマン)が操作します。

 そして、セーリングボート最大の特徴は中央部に高さ10mのマストが設置され、航海中はマストに帆(セール)を張って、風の力を利用して航行します。

 ヨットは風の力のみで何の音もなく進み、時折セールやマストが風を切る音や、船体が波に「ヒタヒタ」とまたは「ドーンドーン」とぶつかる音のみが聞こえます。私などは、この自然のみの力で進むヨットの静寂に魅せられた一人です。

 

 【Aeolus船底清掃時の上架(2012/8/15撮影)】
 【Aeolus船底清掃時の上架(2012/8/15撮影)】

 “起き上り小法師(こぼし)”

 船外機はあくまでも補助駆動装置ですので、港の出入りや風の弱い時や非常時に使用します。よって、モーターボートのように大馬力は必要ありません。

 なお、セーリングボートはマストに帆(セール)を張るため、どうしても船体が不安定になります。この船体の不安定を防止するため、船底の中央部にキールという重しを設置しています。いわゆる“起き上り小法師(こぼし)”のようなもので、Aeolusでは重さ415kg深さ1.5mの魚のヒレ状のキールが船底に垂直に取り付けられています。

 よって、船が強風などで90°を越えて横倒しになっても起き上る構造になっていますので、モーターボートや漁船や客船に比べ一番安全な船と言えるでしょう。

 また、セーリングボートは帆(セール)を張った時が張らない時より安定性は優れています。

 

 初めての方は“百聞は一見にしかず”、一度セーリングボートを実際に見られ、試乗されて見ては如何でしょうか。